ドメーヌ・ド・ラ・コンブ・オー・マ / Domaine De La Combe Au Mas
Combe au Mas は、Thomas Ayoun と Marie-Sophie Jullien 夫妻の情熱的なプロジェクトです。彼らは南仏ローヌ地方のモン・ヴァントゥー(Mont Ventoux)の麓にある 16ha の畑で、有機栽培、ポリカルチャー(自然の生態系の多様性を模倣して、複数の種が同時に同じ場 所で栽培される農業の一形態。単一植物栽培のモノカルチャーの反対) 生物多様性の厳守など、非常に良心的なアプローチでブドウを栽培しています。彼の畑では、他では見られないほど愛され、手入れされています。
ドメーヌ名のコンブ・オー・マ(COMBE AU MAS)の由来ですが、ここは水源があり、夏でも 一年中、水が流れます。1850 年に農場が出来ました。その水源は Mont-Ventoux(町の名前)からドメーヌのある Vallon に来ており、その別名が combe です。mas は南仏で良く使用します。その Mont-Ventoux からドメーヌまでの水の道の事を言い、この貴重な水のおかげでワイナリーが保てるので名前を付けました。
現在ドメーヌを運営しているトマ・アユン氏は(Thomas Ayoun)、1989年生まれ。ヴァントゥーの3代続く農家の出身です。トマはモンペリエ大学で醸造学を学び、オノロジストの資格を取得しました。妻のマリー・ソフィ・ジュリアンさん(Marie-Sophie Jullien) も共にワイン造りをしています。2人は父から引き継いだ16.0haという広い畑で数多くの品種をしています。近所に売り出された4.0haの畑も購入し拡大する予定です。ヴァントゥーの恵まれた栽培土壌からミネラルたっぷりのエレガントなワインを造っています。(新井順子)