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自然派ワインとは?軽井沢のソムリエが教える定義・特徴
自然派ワインとは?軽井沢のソムリエが教える定義・特徴
自然派ワイン(ナチュラルワイン/ヴァン・ナチュール)とは、一言でいえば「ブドウ栽培から醸造まで、可能な限り自然なままの姿で造られたワイン」のことです。
自然派ワインの定義と3つの大きな特徴
明確な法的定義はまだ発展途上ですが、一般的に以下の条件を満たすものを指します。
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栽培: 農薬や化学肥料を使わないオーガニック栽培(有機農法やビオディナミ)であること。
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酵母: 培養された人工酵母ではなく、ブドウに付着した「野生酵母」で発酵させること。
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添加物: 酸化防止剤(亜硫酸塩)を一切使わないか、瓶詰め時に極少量のみ使用すること。
軽井沢セルクルが選ぶ「本物」の自然派ワイン
当店では、軽井沢の食通たちが通うレストラン「セルクル」のオーナーソムリエ・鎗田順一が、自ら試飲し、心から納得したものだけを厳選しています。 「本当に美味しい自然派ワインには、肩肘張らない自由さと、その土地(テロワール)の息吹がそのまま宿っています。私たちは造り手の情熱を、信頼できる小規模インポーターを通じて、最高の状態でお届けします」
自然派ワインを知るための至極の言葉
自然派ワインの世界は、効率や計算ではなく「哲学」で動いています。世界の名だたる造り手や識者たちの言葉から、その深淵に触れてみてください。
1. 理想のワイン、その行き着く先
「本当に美味しいワインは魂が揺さぶられるような感動がある!それがVin Vivant(活きたワイン)だ!」 ?? フレデリック・コサール(フランス・ブルゴーニュの鬼才)
「ヴァン・ナチュールもグラン・ヴァン(偉大なワイン)も、ワインの理想として行き着くところは一緒なんだと思う。(中略)ヴァン・ナチュールは、何十年もの熟成を待たなくても、ブドウ本来の色っぽさ、艶っぽさを楽しむことができる。」 ?? 勝山晋作(「アウトローのワイン論」著)
2. 大地と生命への敬意:『最高に美味しい自然派ワイン図鑑』より
ワインジャーナリスト、ジェーン・アンソン著の「最高に美味しい自然派ワイン図鑑」には、自然とともに生きる醸造家たちの魂の叫びが記されています。
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土壌の生命力: 「ワインのための最高のブドウ造りは、生命力に満ち溢れた土壌から始まる」(クロード/土壌微生物学者)
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自然との共存: 「自然のままに、自然とともに働くことが本質。自然と闘おうとは、なんと愚かで無謀な試みでしょう」(ディアードレ・ヒーキン/造り手)
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テロワールの反映: 「ワインは畑の個性や大地の息吹をありのままに反映した飲み物であるべきだ。それが感じられないワインには疑問を禁じえない」(ニコラ・ジョリー/ビオディナミの伝道師)
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野生酵母へのこだわり: 「約300もある人工酵母を使っては、本来の味わいが台無しになってしまう。自然酵母で醸造することこそが、ワイン本来の風味を伝える唯一の方法だ」(ペーター・ヤコブ・キューン/ドイツの造り手)
自然派ワインをより深く知りたい方へ
自然派ワインの世界は、知れば知るほど、一杯のグラスに込められた物語が愛おしくなります。
おすすめの一冊:『最高に美味しい自然派ワイン図鑑』ジェーン・アンソン著 本書は、起源や製造法だけでなく、世界的な生産者の思想を深く掘り下げた、自然派ワイン愛好家にとってのバイブルです。当店が大切にしている「造り手の想い」が詰まったこの一冊を、ぜひワイン片手に紐解いてみてください。
まとめ:自然派ワインがもたらす「喜び」
「ひと口に良いワインと言っても、シンプルなものもあれば、複雑な味わいもある。だが何よりも大切なのは、飲んだときに喜びを与えてくれることだと思う」 ?? シュゼッペ・ヴァイラ(イタリア・ピエモンテの造り手)
化学物質に頼らず、地球の力を借りて生まれる自然派ワイン。それは単なる飲料ではなく、造り手の哲学と、その土地の風土を旅する体験そのものです。
当店で、あなたを揺さぶる最高の一本と出会えることを願っています。