2008年に生まれた『Vinyer de la Ruca』は、手間暇かけた醸造家マヌエル・ディ・ヴェッキによって作り出された、南フランス・バニュルスのマニアックなワインです。彼は親分肌で自由な発想を大切にし、フランスでは元々、ビオディナミのコンサルタントとして有名でした。2008年の初めてのワイン醸造では2haでたったの1000本の生産に留まりましたが、その後、バニュルスの手間暇かかる魅力を活かし、長期熟成のスティルワインを醸造することに変更しました。その後、同じ『Les 9 Caves』で醸造をしているドメーヌ・カルテロルのJoachim Roque(ジョアキム・ロック)から安定的に良質のブドウを購入出来るようになり、2017年には新しい会社を設立してカジュアル路線のワインを造り始めました。手間暇かけた『Vinyer de la Ruca』とは異なり、こちらは全て直ぐに飲める飲みやすいスタイルを意識しており、是非お召し上がりください。