「ビオディナミの象徴的な存在」と表現されるギィ・ボサールで有名なドメーヌ
ドメーヌ・ド・レキュはレ・ヴュー・ド・ヴァン・ド・フランスの年鑑で「ビオディナミの象徴的な存在」と表現されるギィ・ボサールで有名なドメーヌ。土地のミネラルをワインに表現したい、もっとピュアなワインを生み出したい、そして環境にも配慮したいという思いから、1972年からオーガニックによる葡萄栽培を開始。1992年からビオディナミに転換し、ニコラ・ジョリーやマルク・アンジェリーなどと共にロワールのビオディナミを牽引してきた。
ギィ・ボサールとの出会いは2003年の11月にシャンパーニュのジャック・セロスを訪れた時、アンセルム・セロスが「凄いミュスカデの生産者がいる。 彼のミュスカデはミュスカデの常識を遥かに超えたワインだ。」の一言から始まる。 2004年11月にドメーヌを訪問。 太い眉、大きな手、全身からみなぎるエネルギー、そしてワイン造りへの情熱に打たれ、取引を開始。 ギィ・ボサールは正にビオディナミの象徴的な存在。ルロワのマダム・ビーズとも親交があり多くの助言を与えるなど、土地の持つ味わいを掬い取った、石清水のようなそのワインは多くの造り手達に影響を与え続けてきた。2012年、ギィの意志を受け継ぐフレデリック・ニジエ・ヴァン・エルクがドメーヌに入り、2015年からドメーヌは完全に引き継がれた。ギィの意志をしっかりと受け継ぎ大切にしながらも、彼の信じるワイン造りに邁進し、新たなワインを生み出している。 新制ドメーヌ・ド・レキュの更なる進化が期待される。