この小さな村では、ほとんどの住民がワイン造りに従事しており、ドメーヌ・バサックは80ヘクタールの土地を所有し、さまざまな葡萄品種を栽培しています。このエリアは「ベジエ台地」に属し、北へ進むにつれて標高が高くなり、緩やかな広陵が広がっています。
この造り手の歴史は古く、150年前までは蒸留酒の生産に携わっていました。しかし、鉄道の発達により遠方への販売が可能になり、ワイン生産に転じました。ドメーヌを訪れると、壁には150年前のススが残り、その歴史を感じさせます。
ドメーヌ・バサックの新たな挑戦、酸化防止剤無添加のナチュラルワインです。ラベルはルイ・ドロン氏がこのワインをイメージした「搾りたての果汁感」をイメージしています。 使用する葡萄の樹齢は25年。生産者ルイ・ドロン氏曰く、ラングドック地方の葡萄は樹齢20年〜25年の比較的若めの葡萄の方がワインにした時のポテンシャルは高いという事です。醸造は野生酵母を使用し、コンクリートタンク発酵。後にグラスファイバーのタンクで熟成。軽くフィルターをかけ瓶詰め。 年産10.000本の生産量ですが、日本に対しては他国よりも多めの1.440本頂けることになりました。これもひとえに日本が大好きなルイ・ドロン氏の気持ちの表れです。