ドメーヌ・ラ・ルヴィエール

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ドメーヌ・ラ・ルヴィエール

ドメーヌ・ラ・ルヴィエール
Domaine la Louviere

モットーは、自然に対して敬意をはらいながら、伝統と革新という要素を繊細に取り入れ、つねに前進し続ける。

ドメーヌはラングドックの最西端に広がる Malepère/マルペールという AOP 内の Malviès/マルヴィエ村にある。AOP マルペールはリムーとカルカッソンヌの間に位置し、畑はマルペール山を中心に広がっている。マルヴィエ村はマルペール山の南側にあり、AOP マルペールの中では地中海に近いため、大西洋気候に加えて地中海性気候の影響を強く受けている。AOP 認定ワインは赤とロゼワインのみで、メルローやカベルネフランなどのボルドー系品種のブレンドのみが許可されている。

現オーナーはドイツ系の Famille Grohe/グロエ家。畑のポテンシャルに注目したクラウス・グロエ氏が 1992年にドメーヌを購入。4人の息子とともに、カーヴの改築やキュヴェの開発に着手した。現在は息子の二コラ氏がディレクターを務め、オーストラリア出身の Jem Harris/ジェム・ハリス氏が栽培醸造長を務めている。赤とロゼについては既にユーロリーフ認証を取得済み。IGP の白ワインについては現在申請中で 2020 年に認証取得を予定している。ワイン造りについては、伝統的な方法を生かしつつ必要に応じて最新のメソッドを採用するという方針で、味わいはナチュラルでクリーン。環境保全に対しても非常に関心が高く、ジェム氏は「自然に対して敬意をはらいながら、伝統と革新という要素を繊細に取り入れ、つねに前進し続けるというのが私のモットー」と語る。

栽培と醸造
ドメーヌの敷地面積 50 ㏊の内、35 ㏊が栽培面積となっている。設立当時からオーガニック栽培を実施。畑に化学肥料や農薬を撒かないことは前提だが、EM 菌を使って土壌の活性化を図るなど、独自のアプローチも行なっている。EM とは Effective Microorganisms(有用微生物群)の頭文字。EM 菌という菌が存在するわけではなく微生物の集合体の総称で、畑に良い働きをもたらす。日照量の多い気象条件を生かしてソーラーパネルを活用して電力を造ったり、水のリサイクルをするなどの環境保護に努めている点についても特筆しておきたい。マルペールの中では海の近くに畑が位置するため、大西洋から吹く冷たい風の影響も受けている。粘土や小石、砂の混ざった多様な土壌だが、総称して「痩せた(貧しい)小石」と呼ばれるような場所で、土が非常に痩せており水はけが良いのが特徴。
日中はこの小石に含んでいる水分がブドウ樹を冷やし、夜間の涼しい時間帯には熱を放出することで、ミネラル感に富んだ味わいのワインができる。

大まかに言うと、粘土と砂の区画は白ブドウ、マルペール」と呼ばれる石がゴロゴロしている粘土石灰の区画では黒ブドウが植わる。ブドウの温度上昇を防ぐために、畑と醸造所をできるだけ近接させている。重力式に設計された清潔なカーヴで最新の注意を払ってブドウを扱い、酸化を防いでいる。選果は畑と選果台で 2 回行なう。

各キュヴェを各シリーズに分けて展開している。モノセパージュのペイ・ドックを中心に揃えた「シリーズ・プレジール」、AOP マルペールを中心に展開する「シリーズ・タンタシオン」、パーセルセレクションの上級キュヴエ「シリーズ・ペシェ」。この土地は狼がシンボルとなっているらしく、狼の頭を持った宮廷人のキャラクターになぞらえたラベルと名前がそれぞれのキュヴェにつけられている。

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